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PC-9801USの改造例 - YM2203→YMF288-M変換基板 (OFGPCB001)



PC-9801USは、Cバスを搭載している小型PC-98機の最終モデルです。
内蔵音源としてYM2203が乗っていますが、これをYMF288にアップグレードします。

アドレス拡張改造が不要、既にステレオジャックがあるなど、改造難易度は低めです。



■犠牲になる機能
(なし)




■このボード特有のYMF288変換基板の組み立て方

このボードに使う場合、YMF288変換基板を組み立てる際に、以下の点に気を付けます。
・GND-AGND間はショートで構いません。
・基板の下側(LR出力のある側)はギリギリになるので、下側の部品が基板からはみ出さないようにしてください。
・真上に金属カバーの電源モジュールが来るため、高さにも注意が必要です。 特にインダクタを縦に取り付ける際、上部がショートしないよう、電源下部にテープを張り付けるなど、 対策を講じてください。




■前準備
まず、このボードから以下のパーツを外してください。
・YM2203
・YM3014(Y3014表記)
その後、YM2203の箇所にはICソケットを実装しましょう。



また、YM2203と隣り合うFDD・HDDライザー基板は、半田面の足が思いっきり邪魔になりますので、 その足を根元ギリギリまでカットしてください。




■A1調達・レジスタアドレス拡張



BIOS-ROM(Cバススロットコネクタのすぐ近くにある40ピンのIC)の「8ピン目」がA1になっており、ここからA1信号を取ります。 (A2じゃないのは、このROMが16bit単位であるためです。)

そして、無改造地点で18C,18Ehにイメージが出ているため、レジスタアドレス拡張は不要です。







■アナログ回路改造





イヤホンジャックはステレオ対応の物が使われていますが、左しか配線されていません。
そのため、ステレオ化は容易です。

・アンプ未使用回路が暴れないよう、YM3014パターンの6-7ピン間を直結します。
・「1S2」の抵抗(473)から、すぐそばのスルーホールへと繋がるパターンをカットします。 (ここはイヤホンへのサウンド出力です)
・イヤホンジャックの2ピン目にL出力、5ピン目にR出力を、それぞれ100uFのコンデンサ経由で繋ぎます。
・イヤホンジャックの3,4ピン目をショートさせ、そこに47kΩの抵抗経由で、1ピン目(GND)と繋ぎます。

以上で音が鳴ります。





[2023/06/11更新]
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