各項目の説明
- ディスプレーサーバー:X11かWayland
- 検証時バージョン:デスクトップ環境のバージョン番号
- 起動直後のメモリ状況:使用メモリ量(キャッシュ含まず) / スワップ量
2回目の起動で、ログイン直後のままCtrlAltFxでCUIを出してのtopで見た値。単位はMB。
- Bluetooth:インストール直後のBluetoothサポート状況。
- スクリーンキーボード:ログイン画面とデスクトップ画面で、パッケージ追加せずに出せるかどうか。
- Firefoxのタッチスクロール:初期状態でタッチスクロールできるかどうか
- タッチの画面回転対応:画面の向きを変えたとき、タッチ座標もその方向に追従できるか。
GNOME
- ディスプレーサーバー:Wayland
- 検証時バージョン:48
- 起動直後のメモリ状況:1064.1/0
- Bluetooth:○有効
- スクリーンキーボード:○有効(英字キーのみ、日本語不可)
- Firefoxのタッチスクロール:○有効
- タッチの画面回転対応:○OK
独特の操作感ではあるものの、画面タッチできればそこそこ直感的ではあり、
「画面タッチ対応のキーボード付き端末」で使う分にはまあ良い。
動作もそこまで重くはなく、RAM4GBでもブラウジング程度には全然使える。
ただ、マウス操作で使うには面倒なUIであり、やはりWindows8とMacを足して3で割ったような環境である。
スクリーンキーボードもあるけど、フルキーボードにできなかったり日本語のことを考えてないなどお粗末。
というか、吊るしの状態では日本語入力をONにできない。
結局、使いやすく設定したXfceのほうがUIとして断然マシ。
Xfce
- ディスプレーサーバー:X11
- 検証時バージョン:4.20
- 起動直後のメモリ状況:735.6/0 (blueman入れた後は757.7/0)
- Bluetooth:☓無効(要apt install bluetooth blueman)
- スクリーンキーボード:☓無し
- Firefoxのタッチスクロール:☓無効
- タッチの画面回転対応:☓不可
UIは、タスクバー等の自由度の高い旧GNOMEみたいな感じ。設定周りは機能少なめ。
標準のままだと最低限のものしか入ってないため、自分で色々とパッケージ追加や設定が必要だが、
それさえやってしまえば、マウス操作メインで十分使える。
逆に言えば、余計なものが入ってないシンプルな環境からスタートできる。
GNOME FlashBack
- ディスプレーサーバー:X11
- 検証時バージョン:48
- 起動直後のメモリ状況:957.3/0
- Bluetooth:○有効
- スクリーンキーボード:△ログイン時のみ有効
- Firefoxのタッチスクロール:☓無効
- タッチの画面回転対応:☓不可
GNOMEの旧UI版。動作はオリジナルのGNOMEよりも軽い。
設定UIが充実していたりと、CinnamonとMATEの中間みたいな感じ。
Xfceを使う際にいろいろツール入れたり設定するのがめんどくさい場合、
こっちを入れるほうが良いかもしれない。
プリインストールソフトは結構少ない。
KDE Plasma
- ディスプレーサーバー:Wayland
- 検証時バージョン:6.3.6
- 起動直後のメモリ状況:1459.2/0
- Bluetooth:○有効
- スクリーンキーボード:△ログイン時のみ有効
- Firefoxのタッチスクロール:○有効
- タッチの画面回転対応:○OK
GNOMEとは別系統のUI。タスクバーはぱっと見Win10っぽい。
UIの便利さは良いが、現GNOMEよりも重い。メモリもOS部だけで1.5GB食う。Xfceの倍食う。
スクリーンキーボードもまだ無いし、タッチ主体なら現GNOMEのほうが良い。
また、KDEの検索サジェスト欄に日本語入力するだけでクラッシュする、致命的バグあり。
Cinnamon
- ディスプレーサーバー:X11
- 検証時バージョン:6.4.10
- 起動直後のメモリ状況:1082.3/0
- Bluetooth:○有効
- スクリーンキーボード:☓無し
- Firefoxのタッチスクロール:☓無効
- タッチの画面回転対応:○OK
GNOMEフォーク系の1つ。LinuxMintの標準で、UIはWindows寄り。
GNOME3ベースで、ソフトは色々突っ込まれるし、UIも凝っているため、GNOMEフォーク系の中では重い方かもしれない。
タッチのみで操作することは考えられてない感じだが、画面回転にタッチ座標は追従する。
MATE
- ディスプレーサーバー:X11
- 検証時バージョン:1.26.2
- 起動直後のメモリ状況:724.9/0(blueman入れた後は764.4/0)
- Bluetooth:☓無効(要apt install bluetooth blueman)
- スクリーンキーボード:☓無し
- Firefoxのタッチスクロール:☓無効
- タッチの画面回転対応:☓不可
GNOMEフォーク系の1つ。GNOMEの旧UI版ベースで、タスクバー等の自由度や操作感はXfceと似ている。
Cinnamonとは真逆で軽さ重視、ソフトも最低限だし、Bluetoothすら無い。
おかげで、Xfceと同等の軽さになっている。
もちろん、タッチオンリーのキーボード無しでの操作が無謀なところも同じ。
今後、Waylandに切り替えそうな雰囲気ではあるものの、もしWaylandに切り替われば、
「軽量級Wayland環境」としての有力候補になる…かもしれない。
LXDE
- ディスプレーサーバー:X11
- 検証時バージョン:13
- 起動直後のメモリ状況:625.4/0(blueman入れた後は683.4/0)
- Bluetooth:☓無効(要apt install bluetooth blueman)
- スクリーンキーボード:☓無し
- Firefoxのタッチスクロール:☓無効
- タッチの画面回転対応:☓不可(そもそも画面回転がGUI側から設定不可)
非GNOME系で、操作感はWindows寄り。軽さはこの中では一番で、RAM消費量も一番少ない。
実際ラズパイの旧標準OSのRaspbianでは、デスクトップ環境としてこれを採用していた。
Debianインストール直後はBluetooth周りが無かったので、blueman(元々このLXDE用)を入れたが、
これを動かしててもblueman導入前のXfce,MATEよりもRAM消費量が少ない。
タスクバー等のカスタマイズもできるし、UIもちゃんと使える。RAM4GBマシンならこれ使っとけば良い。
LXQt
- ディスプレーサーバー:X11
- 検証時バージョン:2.1.0
- 起動直後のメモリ状況:760.0/0(blueman入れた後は785.8/0)
- Bluetooth:☓無効(要apt install bluetooth blueman)
- スクリーンキーボード:☓無し
- Firefoxのタッチスクロール:☓無効
- タッチの画面回転対応:☓不可
LXDEのQt版、LXDEの進化系とされているもので、開発もこっちが主軸。
ただし、Qtベースにしたことで使用RAM量が増加し、LXDEの最大のアドバンテージをだいぶ失っている。
メモリ使用量的にもXfceやMATEよりも少し多いレベルで、UIもLXDEからちょっと便利になった程度であり、
わざわざこれを使う意味があんまり無い。