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Debian13 OS選択からインストールまで
2025/10地点。Debian13+Xfce環境が対象。
自分流のLinux選択


他のデスクトップ環境については
Debian13の要求スペック

CUIだけでいい場合

要するに、WindowsVistaの動くPCなら余裕で満たせる感じ。

古いマシンの場合は、Debian13で32bitサポートが切られたことに注意すること。 特にWindowsXP世代のAtom搭載ネットブックは大体アウト。 逆に、64bitサポートしているCPUの場合は、大体OK。
メモリ・ストレージ資源が厳しい環境の場合や、細々とカスタマイズしたい場合、 それはDebianよりもArchLinuxとかの他ディストリビューションを使うべきかも。

GUI(デスクトップ)も使う場合

要するに、WindowsVistaぐらいの重さと思ってくれれば分かりやすい。

64bit対応さえしていれば、CPUの世代は問わない。1コアでも良い。
Win11やUbuntuとは違い、ストレージはHDDでも十分動く。 USB2.0メモリでも、ランダム書き込みがクッソ遅くないものなら実用に耐える。

SandyBridgeなCF-J10でも、「FirefoxでYouTubeを開き、ライブ配信を見る」といった イマドキのブラウジングも普通に耐えられる。
RAM4GBでブラウジングする場合、Twitter(現X)含めたタブ3つぐらいなら十分同時に開ける。 いまのWindows11やubuntuではOSだけで重いため、こうはいかない。
UIの重さはデスクトップ環境による。GNOME3やKDEとかは重いとされるが、XfceやLXDEは十分軽い。


(参考)UbuntuDesktop(24.04)の場合

下手すると、初期のWindows10より重い。Windows11並。
HDDで動作させると、何をするにも常にストレージアクセスしまくる感じで、 動作も非常に重く、超絶ストレス。

(参考)Windows11の場合

RAM4GBは、OSだけが辛うじて動くというレベルで、使い物にならない。 また、勝手にアップデートが走ってメモリを食いつぶすことを考慮すると、 RAMは最低8GB、推奨は16GBだと思う。
Debian12→13での主な変更点
個人で適当に使う場合とかで、大きく影響しそうな部分を挙げる。

/tmpはramfsになった

/tmpは、Debian12まではデフォルトでルートディレクトリのストレージに保存されていたが、 Debian13からはデフォルトでtmpfsでマウントされ、ここはRAMディスクとなった。
最大容量は、デフォルトでは全RAM中半分まで。RAM16GBのマシンなら最大8GB。
容量などのマウント設定を変える場合は「systemctl edit tmp.mount」で、出てくるエディタで変更。
/tmpのtmpfs化を無効化して、従来のストレージ保存に戻すには「systemctl mask tmp.mount」、 有効化はunmask

他のLinuxディストリビューションではすでに/tmpがramfsなものが多かったが、 Debianもようやく追従した形に。
自分はDeban12の地点で、fstabに/tmpのramfs化を設定しちゃってたけどね。
なお、Windows11では 未 だ に RAMディスクの作成は標準の機能にはなく、 有償の羊を買うか、遅いか低容量なフリーのを使うしかないらしい。

x86(32bitPC)は見捨てられた!!!

Linuxを「古いPCの有効活用」として使うにあたって、非常に痛い変更。
Debian13からは、x86(32bit)マシンが実質サポート外となり、インストーラは提供されず、 新規インストールはできなくなった。
x86(32bit)でDebianを使いたい場合は、Debian12.12が最終バージョンとなる。

OSインストール後にやりたいこと

sudo権限の付与

$ su -
# visudo

標準だと、sudoでroot権限でコマンドを実行することができない。
visudoで権限編集することができるので、これに「ユーザー名 ALL=(ALL:ALL) ALL」みたいな感じで追記することで、 標準ユーザーもsudoでroot権限が使えるようになる。

Bluetoothを使えるようにする

# apt install bluetooth blueman

Xfceには標準で入っていないため、手動で入れる必要がある。
bluemanはLXDE用のマネージャだが、Xfceでも利用可能。

Firefoxのタッチスクロール対応

# echo -e "\nMOZ_USE_XINPUT2 DEFAULT=1" >>/etc/security/pam_env.conf

標準のままだと、タッチ操作でスワイプしても、マウスでドラッグするみたいな挙動になってしまう。
そこで、/etc/security/pam_env.confに、「MOZ_USE_XINPUT2 DEFAULT=1」を追記することで、 標準のFirefoxでもタッチスクロールができるようになる。 タッチパネル対応のノートとかでは適用したほうが良い。
上記のコマンドは、これを1行でやれるようにしたもの。root権限でやること。

時刻の自動同期

# apt install systemd-timesyncd

NTPを時刻同期だけに使う場合、これでいい。
systemd-timesyncdはDebianのデフォルトの時刻同期デーモンらしいが、Debain13+Xfceを入れる時に入ってこないので、 自分でパッケージを入れる必要がある。
パッケージインストール直後から動作し、時刻が修正される。

ちなみに、ntpパッケージはDebian12地点でntpsecに変更されています。

自動ログイン(GUI)

重要情報を持つ端末・勝手にいじられると困る端末とかにはやらないほうが良い設定。

# vim /etc/lightdm/lightdm.conf

[Seat:*]
autologin-user=ユーザー名

Xfceの場合、GUIのログイン画面を出してるのはlightdm。
これの設定にautologin-userを指定することで、ID/PASS入力画面を省略し、 指定したユーザーでログインした状態でデスクトップ表示・起動完了する。
設定時・ログイン時ともにパスワード不要。

パッケージリポジトリの編集

# vim /etc/apt/sources.list

デフォルトのsources.list(コメント行抜き)

deb http://deb.debian.org/debian/ trixie main non-free-firmware
deb-src http://deb.debian.org/debian/ trixie main non-free-firmware

deb http://security.debian.org/debian-security trixie-security main non-free-firmware
deb-src http://security.debian.org/debian-security trixie-security main non-free-firmware

deb http://deb.debian.org/debian/ trixie-updates main non-free-firmware
deb-src http://deb.debian.org/debian/ trixie-updates main non-free-firmware

細工したsources.list

# contribを追加して非フリー依存ソフトも追加
deb http://deb.debian.org/debian/ trixie main non-free-firmware contrib
deb-src http://deb.debian.org/debian/ trixie main non-free-firmware contrib

deb http://security.debian.org/debian-security trixie-security main non-free-firmware
deb-src http://security.debian.org/debian-security trixie-security main non-free-firmware

deb http://deb.debian.org/debian/ trixie-updates main non-free-firmware
deb-src http://deb.debian.org/debian/ trixie-updates main non-free-firmware

# backportsで新しいバージョンを入れる
deb http://deb.debian.org/debian/ trixie-backports main non-free-firmware contrib
deb-src http://deb.debian.org/debian/ trixie-backports main non-free-firmware contrib

trixieの部分は、Debianのバージョンのコードネームなので、メジャーバージョンが変わったらここも変える。
書き換えた後はapt updateを必ず行う。

contribコンポーネントを追加すると、「そのソフト自体はフリーだが、再配布に制限があったりする 非フリーなパッケージに依存するもの」も追加される。
たとえば、Wineを扱う場合、Wine自体はmainコンポーネントでも入っているが、 フォント追加や追加機能を入れたりできる「Winetricks」はcontribコンポーネントの方にあり、 これを使うには上記のようにリスト修正が必要。

backportsなリポジトリは、「次期バージョン用の新しめな安定版パッケージ」を取り扱うので、 これを追加すると新しいバージョンのソフトがインストール可能になる。
ブラウザの「Firefox」や、Android端末をUSBデバッグ等でつなぐ際に使う「adb」など、 時代の変化の激しいソフト・速やかな更新が必要なソフトを入れたい場合にリストに追加する。
なお、backportsを入れたままapt upgradeとか行うと、全パッケージがbackportsの新バージョンになる。 ちょっと気をつけないといけないが、安定版だから基本不具合を踏みにくいし、 Debianをメジャーバージョンアップさせる場合に影響が少なくて済む。

レッツノートのホイールパッド

レッツノート名物のくるくるスクロールを有効化する方法。

# apt install xserver-xorg-input-synaptics
# reboot

aptでSynapticsタッチパッドドライバを入れる。
再起動後、ドライバが動作し、「設定→マウスとタッチパッド」の設定内容が変化し、 スクロールモードで「円形スクロール」ができるようになる。これがホイールパッドのくるくるスクロールモード。

画面方向修正
GPDってつくパソコンなどで、デフォルト設定だと画面が90度反時計回りにひっくり返ってたりするやつを直す方法。

デスクトップ画面を直す

GUIでログイン後のデスクトップ画面を直すには、設定→ディスプレイで画面を回転させる。
これで画面の方向は直るのだが、タッチできる画面の場合はこれだけでは駄目で、 タッチ座標がひっくり返らないままでタッチ位置が異なってしまう。
これを直すには、/usr/share/X11/xorg.conf.d/内に設定ファイルを追加する。ファイル名はなんでもいい。
以下はGPDWinMaxでの例。MatchProductのところはタッチ画面センサーのデバイス名を調べて変えること。

# vim /usr/share/X11/xorg.conf.d/99-gpd-touchscreen.conf

Section "InputClass"
 Identifier "calibration"
 MatchProduct "Goodix Capacitive TouchScreen"
 Option "TransformationMatrix" "0 1 0 -1 0 1 0 0 1"
EndSection


GUIログイン画面を直す

デスクトップ環境に入る前の、ID/PWを入力するグラフィカルな画面。
Xfceの場合、これを司るのは「lightdm」なので、これの設定を書き換える。
やることは、画面設定スクリプトを作成して、それを設定ファイルで指定する。

画面設定スクリプトの作成

# vim /etc/lightdm/rotate.sh

#!/bin/sh
xrandr -o right

# chmod 755 /etc/lightdm/rotate.sh


設定ファイルに、画面設定スクリプトを動かすよう指定。

# vim /etc/lightdm/lightdm.conf

[Seat:*]
display-setup-script="/etc/lightdm/rotate.sh"


CUI画面を直す

グラフィカルじゃない、全画面テキストコンソールな方。GPD Pocket2とかでは必要。
GRUB(ブートローダ)の方に画面回転設定を入れる。

# vim /etc/default/grub

GRUB_CMDLINE_LINUX="fbcon=rotate:1"

# update-grub

GRUB_CMDLINE_LINUXに"fbcon=rotate:1"を追記する形。 GRUB設定変更後は、update-grubで反映。

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