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Debian13 便利な使い方
Debianを便利に使えるパッケージ各種や、小技など。
便利なパッケージなど

メニューエディタ

# apt install menulibre

アプリケーションメニューの編集ができる。なんでこれがデフォルトで入ってないのか…。

パーティション編集

# apt install gparted

GUIなものがデフォルトで入ってないので、「GParted」とか突っ込んどけばいい。GUIだとだいぶとっつきやすくなる。

GUIリモート操作(RDP)

サーバー側
# apt install xrdp

クライアント側
# apt install remmina

GUIでネットワーク上のPCをリモート操作する場合、RDPプロトコルを使うのが今の主流。Windows相手にも使える。
xrdpはインストールした地点で稼働可能で、そのPCのローカルアカウントでクライアントからログインできる。
remminaはLinux用RDP,VNC,SSHクライアント。つまり、GUIとCUI両方操作できる。

ディレクトリ共有(NFS)

インストール:サーバー側
# apt install nfs-kernel-server
共有対象設定
# vim /etc/exports

クライアント側でのマウント
# mount -t nfs -o soft [アドレス]:[対象パス] [マウント先]

WindowsでいうSMB的なものは、LinuxではNFSになる。
クライアントでは、mountコマンドでマウントする。
共有対象設定は/etc/exportsに「/dir 192.168.1.1/24(rw,async,fsid=0,crossmnt,no_subtree_check)」みたいに書く。
クライアントは「mount -t nfs -o soft 192.168.1.2:/mnt /nfs01」みたいな感じでマウントする
なお、共有ディレクトリ内にexFATのマウントディレクトリがあると、 クライアント側でそれをすり抜けてしまう罠がある。素直にext4フォーマットでマウントしよう。

なお、信頼性を高めるために、本来/etc/exportsの設定で「async」は避けるべきで、「sync」を使うのがいい。
俺はローカルで1人で使う用途なので別にどうでもいいってことでasyncにしてるが。

HDDスリープ

# apt install hd-idle
# vim /etc/default/hd-idle (設定編集)
# systemctl enable hd-idle (有効)

一定時間アクセスがなかったら、HDDの回転を止めて、省電力&耐衝撃にする機能。Windowsだと標準の機能。
Linuxでは「hd-idle」が有効。/etc/default/hd-idleで設定する。
「START_HD_IDLE=true」で有効にし、スリープまでの時間については 「HD_IDLE_OPTS="-i 0 -a sda -i 120"」などと書けばいい。(-aデバイスが、-i秒アクセスなかったら止める)
「HD_IDLE_OPTS="-i 180"」でもいい。(全ストレージ3分でスリープ)
そして「sudo systemctl enable hd-idle」で自動起動有効化。

Wine(Windowsアプリケーションを動かす)

# apt install wine

Wine設定
$ winecfg
Wine内のファイルマネージャ(Win3.1時代風)
$ winefile
Wine内のファイルマネージャ(Win95時代風)
$ wine explorer
Wine内のメモ帳
$ wine notepad

フォントの文字化けを直す場合

# apt install winetricks
$ winetricks cjkfonts

WindowsアプリケーションをLinux上で動かすプログラム。ただし、エミュレータと言うと怒られる。 (Wine Is Not an Emulatorの頭文字とも言われるぐらい)
winefile等のファイルマネージャからファイルを選択すると、Wine側で関連付けられたWindows用アプリが起動する。
時々、Linux環境では手の出しにくいファイルがある場合に、Windows用プログラムを補助として使うことで 解決できる場合がよくある。

wineだけ入れた状態では日本語フォントが化けるが、フォントの文字化けを直す場合は「Winetricks」を使う。 なお、このWinetricksはDebianパッケージのcontribコンポーネント側にあるため、 aptで入れる場合はパッケージリポジトリの編集を行うこと。

Wine環境が役立つ意外な用途の一覧:

Wine上のアプリで、グローバルホットキー

# apt install xdotool

Wineで動かすWindowsアプリから、グローバルホットキーを割り当てることができない。
しかし、「xdotool」を使って、コマンドラインからキーイベントを送れるので、
デスクトップ環境のホットキー設定と合わせて、Wineアプリにグローバルホットキーを割り当てられる。
たとえば、自分はWinampで「Ctrl+上下左右」で曲再生制御を行うのだが、これをLinuxでも行うためには
「sudo apt install xdotool」でxdotoolを入れ、
「sh -c "xdotool key --window $( xdotool search --limit 1 --all --pid $(pgrep winamp) --name Winamp ) 'ctrl+Down'"」 って感じのコマンドを、Xfceの設定からホットキー割当。
・pgrep winamp:winampのプロセスIDを調べる
・xdotool search --limit 1 --all --pid $(pgrep winamp) --name Winamp:Winampプロセスのウィンドウ名WinampのIDを調べる
・xdotool key --window ウィンドウID キー文字列:特定ウィンドウにキーイベントを送る

画面のブルーライト対策

# apt install redshift
# redshift -m randr -O 5000 -b 0.7 -g 1.0:1.0:0.6 (設定)
# redshift -x (リセット)

画面が青すぎて眩しい場合などに、色味を調整する方法
・「redshift」を使う。「redshift -m randr -O 5000 -b 0.7 -g 1.0:1.0:0.6」など。解除は「redshift -x」
・「カラープロファイル」をいじる。色温度の低いプロファイルを選択する。
…でも、素直に端末やモニタを変えたほうが良いと思う。

画面録画

# apt install simplescreenrecorder

「SimpleScreenRecorder」で十分。シンプルと言いながら、ホットキー対応など、機能は十分にある。
Twitter(現X)に投稿するなら、mp4拡張子でH.264&AACのコーデックでキャプチャすれば直接投稿可能。

ソフトウェアMIDI音源

# apt install timidity timidity-interfaces-extra freepats fluid-soundfont-gm fluid-soundfont-gs
$ timidity -iA -Os (音源として起動)

「Timidity」を使う。MIDIプレイヤーだが、Wine等でも使えるソフトMIDI音源としても使える。
MIDI音源としての実行は「timidity -iA -Os」

RAMテスト

# apt install memtest86+

このパッケージをインストール後、再起動すると、ブートメニューにMemory testが現れ、 いつものメモリチェックができる。
スクリプト等の自動起動

起動直後に実行: /etc/rc.localを作成

/etc/rc.localを作ることで、起動時にこれをシェルとして実行してくれるので、 このファイルに起動時に動かしたいものを記述しておくと良い。
このスクリプトはroot権限で実行される。属性+xをつけるのを忘れずに。
なお、cronに@reboot ***で書く方式は、動いた試しがない。

定期実行: crontab -e

cronによる定期実行スクリプトの定義ができる。

ログイン後に実行: 設定→セッションと起動→自動開始アプリケーション

GUIで、ログイン時などに自動起動するアプリケーションを定義できる。

キーボードショートカットで実行: 設定→キーボード→アプリケーションショートカットキー

GUIで、特定のキーを押したときにコマンド実行できる。
Windowsには標準で無い機能で、結構便利。
ストレージ書き込み反映タイミングの調整
ダーティーページのチューニングってやつ。

コマンド例

現在の設定を確認
# sysctl -a | grep dirty
設定ファイル変更(例)
# vim /etc/sysctl.d/dirtypage.conf

設定例

#キャッシュ書き込みのプロセスを動かす間隔(1/100s)
vm.dirty_writeback_centisecs = 3000
#キャッシュ保持期間(1/100s)、これを過ぎたキャッシュは書き込み反映する
vm.dirty_expire_centisecs = 60000
#キャッシュが指定%のメモリ量になったら、"優先度低め"に書込反映させる
vm.dirty_background_ratio=40
#キャッシュが指定%のメモリ量になったら、"優先度高め"に書込反映させる
vm.dirty_ratio=80

sysctlによるカーネルパラメータの設定を変更するわけだが、 Debian13の場合は「/etc/sysctl.d/*.conf」というファイル名で自分で作って設定する。
この例では「/etc/sysctl.d/dirtypage.conf」を作って、ディスクキャッシュに関する設定を書いている。
だいぶ長ーくキャッシュを保持する設定例になっているが、 これは自宅のRAM16GBのファイルサーバーに対して設定した値で、メモリの8割をキャッシュに費やしていいため。
小技:仮想コンソール切り替え
[Ctrl]+[Alt]+[F1〜F7]を同時押しすることで、PC画面の仮想コンソールを切り替えることができる。
Debianでは、F1〜F6がCUI、F7はGUI用のコンソールとなる。

このキーは、Debianインストーラのときも有効で、このときはF5がGUI画面となる。
インストーラ動作中でも好きなときにシェルを出せるので、インストーラ入のUSBメモリで起動させ、 ddコマンド等でストレージ丸ごとバックアップしたりできる。
なお、これをやるときは、インストーラでキーボード設定まで進めてから切り替えることで、 キーボードレイアウトを一致させた状態でCUIが使えるようになる。
小技:GUIターミナルでのコピーペースト
xfce4-terminalでは、ターミナル内の文字列をマウス等で選択後、
[Shift]+[Ctrl]+[C]でクリップボードにコピーできる。
また、[Shift]+[Ctrl]+[V]でクリップボード文字列を入力(貼り付け)できる。
標準のコピペにShiftを加える感じ。コマンドをコピペする場合に有用。
小技:Firefoxで、同じサイトで複数アカウントを同時に使う

$ firefox-esr -P profile

標準ブラウザのFirefoxでは、「-P プロファイル名」のオプションを使うことで、 別プロファイルで起動できる。
プロファイルが分かれると、クッキー情報・履歴・スキン・設定・ ブックマーク・キャッシュ・アドオンなどまで全部分かれるので、 完全に別マシンでFirefoxを起動するような感じになる。
活用するときは、どのウィンドウがどのプロファイルなのかがごっちゃにならないよう、 別々のスキンを適用させて見た目を分けると良い。
esrじゃないFirefoxでも、Windows版Firefoxでも通用する小技。
小技:リモートでGUIアプリを動かし、ローカルマシン上に表示させる

例:
local$ ssh -YC offgao@192.168.10.41
remote$ pkexec /usr/sbin/gparted

sshコマンドに、「-Y」オプションをつけると、X11転送が有効になる。 「-X」でもいけるが、「-Y」のほうが信頼されたX11転送(Trusted X11)になる。
「-C」オプションは、転送内容に圧縮をかける。レスポンスや通信量の改善につながる。
SSHログイン後、そのシェルからGUIアプリを実行すると、リモートマシン上でアプリが実行され、 ローカルマシン上にウィンドウが表示される。
RDP等によるリモート操作と違って、デスクトップ内に数あるウィンドウの1つとして 表示されるため、扱いやすい。
なお、gpartedなど、実行にroot権限が必要なGUIアプリには、 sudoのノリで「pkexec」を前に付けて起動すると立ち上げられる。

(これはX Window Systemだからできることで、Waylandだとどうなるのだろうか…)

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